怪我とか骨の病気で、長いこと休んでしまい申し訳ありませんでした。
さて、久しぶりの話題は何にしようかなといろいろ考えておりましたが、超超下火になったヨットの話題でななく、最近のメディアとかSNSで食に関する話題が多いのに驚き、そのことに関して私の経験上ですが同調したいと思いご報告を兼ねて何回か記して行きたいと思います。と言っても私は料理人でもなくただの素人ですのでその辺をお含み上ご理解ください。もちろん異論は認めます。
ネットへのコマーシャル料が多くなり既存のメディア会社の製作予算が少なくなり、ある程度の時間が保たれそして低予算で作成できるので、最近食に関する事柄が多くなっているのかなーと感じます。
私事ですが怪我をする前の12年間、とある東京湾のある定置網に従事させてもらいまして、そこでおかずと称して魚を私たちの乗り子に毎朝配布してくれ色々な魚種を食することができ、そのことをと皆さんにお伝えできればとお思います。
定置網の仕事とは海中に魚が集まりやすいように大きな網を仕掛け、集まった魚を獲るという作業です。
またこの仕事は朝が超早いんです。これは獲ってきた魚を選別し、選詰めにして市場のせりの時間に間に合わなくてはならないので、どうしても始まりが早くなってしまうんです。
午前4時には海上にいて、特に冬の海上は空気が澄んでいての、オリオン座を始め冬を代表する星座を十分満喫でき素晴らしく綺麗に観えたのが思い出されます、また漁場に着くまでのしばらくの時間ですが人工衛星が毎日のように見られ、流れ星も頻繁に見られました。
季節によって獲れる「口もの」という魚種ですが、年間を通じて異なって季節を感じさせてくれました。今後この「口もの」という魚類について記して行きたいと思います
私の乗った定置網船はタイ、ヒラメ、数種類のいかとかの通常「口もの」と言われている魚ではなく(もち論獲れますが)、シコイワシ(カタクチイワシまたはセグロイワシとも言います)を、「(腹に点々があるマイワシ、ウルメイワシ(身はピンクでフルーティーのように美味しいんですがこの魚種は午後になると身がグチャグチャなり刺し身にするために裁くことができません、オイルサーデンとか熱を加えての料理にしかできません)、冬に東京の奥に行き春頃南下てくる油の乗った本当にう甘いマジコイワシがあります)」専門に獲り、8角形の大きなイケスに入れ生かしておいて主に宮崎、高知、御前崎、勝浦に母港をももつカツオ船にバケツ1杯4000円で生き餌として販売する定置網漁です。船の大きさにもよりますが500杯から1500杯くらい自船のいけすに積んで漁に行きます。
カツオ漁は年明けから沖縄沖から始まりカツオが北上する宮崎沖、高知沖、御前崎沖、房総沖、夏頃金華山沖に至りそして、戻りカツオ(これが実に美味い)を追い南下してくるというサイクルだそうです。
丁度今頃は遠州灘を北上している頃で、全国のカツオ船がここ三浦半島の浦賀沖、金田湾沖、佐島の小田和湾の3大いけす供給地と房総の舘山こ集まる頃です。
なぜこのシコイワシのみが良いかですが、まず生存率が高いという事と漁場で生きたシコイワシをばらまきますがシコイワシは海面上で泳いでいるのですが、他のイワシは水中深く潜ってしまって表面を疑似餌で鰹を釣る漁には撒き餌としては向かないそうです。
この頃が超忙しくなりヘトヘトになったことが懐かしいです。でもカツオ船は我々に対してお土産と称し一人何匹かのカツオを置いて行きました。また船によっては、メジマグロ、キメジマグロ、ビンチョウマグロなんかを置いていってくれる船もいて楽しみの一つでした。
前書きをこのくらいにして、次回からは季節に応じた魚な美味しいことを記していきたいと思います。
初カツオ、イカ(メチャクチャ奥が深い)、鯖(これも奥が深い)、スズキ(これも奥が深い)、等定置網の親方が配布してくれた魚をご紹介していこうと思います。
UouTubeで公開されてものとはだいぶ違う部分が多数ありますが、あくまでも私の12年間の私見ですのでその辺ご理解を頂きます。
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