リプルニュース2009年3月号
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今年もはや3月。
リプル的には大きな変化が無くニュースソースが有りませんので、他所様の話題で話をしましょうか。
「エオラス号」は3月4日(日本時間)で残マイル648とのことです。一日100マイル前後での航海なので、3月10日前後には先ずの第一関門クリアーとなるんでしょうね。
確か2月2日に日付変更線を通過したと記憶しておりまして、現在は西経区域内に入っておりまして毎日のデータが少しづつ少なくなっております。
かつて大航海時代の日記は母港に帰って来た時に必ず1日、日にちが違っていたとのことです。そこであまり生活に関係のないところで日付けを調整しようとなり、グリニッジの反対側の大平洋上(180度)で調整線を設けようとしたのが、日付け変更線になったとの事です。

ところで、ブログには「マイル」という言葉が毎日出て来ますが、ヨットをおやりになられていらっしゃる方は御存じと思いますが、キロメーターに直すと1,8518518キロメータです。
これは、地球の最大円周距離が40、000キロメータといわれており(実際は遠心力に依り赤道上がもう少し有るそうです)、計算ですが円は360度なので360度で割って、それを60進法に訂正するため60で割った数字が前述した数字になるのです。
また、彼の36、000キロアースマラソンと大々的に報道されておりますが、数字が違うじゃない。と思われる方がいらっしゃると思いますが、これは赤道上を通過するので無く、緯度の高いところなので世界一周といっても納得の行く数字なのですね。平面地図では均等の様に記されておりますが地図を記する時に使用する投影法のメルカルト図法(?)のように緯度の高いところは大きめに修正されております。実はこの修正方法を御存じで無かった伊能忠敬は日本を全部計測した後、細分化された図面を合わせようとした時、図面が合わなかったので大変お悩みになられたことは皆さんも御存じの事ですね。ですから航海の時にマイル数をデバイスで測る時には経度のメモリは絶対に使わないで緯度のメモリを使用するんです。
この我々の地球という球体を一周するというヨットレースでも利用されていて、今の名前は知りませんがジュールベルヌイ杯という、どんな形でもどこを通過しても良いというレースでは、スタートするとひたすら南下して南極の周りをくるっと回りそして北上をしてゴールするのです。極点に近付けば近付くほどマイルは少なくなりますが、流氷との戦いになるそうです。へたをすればタイタニックの二の舞いになるようなところを走るそうです(オー−恐)。
恐いと言えば「エオラス号」は低気圧を避けての航海ですが、レース艇は「「おっ、あそこに美味しい低気圧が出来たぞ!行くぞ!」と言うことらしいです。

ところで、ブログでは気になる単語の表現が有るんです。
「進路」という言葉です。
私が間違って認識していたらすいませんですが、私は「針路」という表現をしています。
でもって、この針路に付いて記事のないこの時期にお話を膨らましてみましょうか。
我々ヨットマンはマグネットコンパスを使い航海するのですが、航空機はジャイロコンパスで真方位で運行するとの事です。
この我々のマグネットコンパスで示す方位を「磁針方位」といい、ジャイロコンパスでの方位を「真方位」と呼んでいます。
このマグネットコンパス方位に燗するお話ですが、海図には図面の中にかなり大きな二重の円がところどころに描かれておりまして、外側は真方位、内側はマグネットのメモリが記載されております。我々は内側のメモリを使用するのですが、中心部になにやら意味真な記号が記載されております。一例ですが相模湾では(Var6°15′(1984)1′Wann)と記載されております。これは、この辺りの海域ではマグネットでは真方位より西に6°15′西に傾いていて毎年1′づつ傾いており1984年から現在までの年数をかけた数字が本当のマグネット方位だよと言っているのです。
ちなみに、カーナビ、GPSなどは真方位です。
ヨットって中々面白いでしょう。勉強することが次々に出て来てなかなかな物です。

いや〜〜この間自分が海を渡ったような感じでしたよ(俺もお金と時間が欲しい)。
今月号の締めとしましてですが、素人で申し訳有りませんが心配事が有るんっです。
北からのカルフォルニア海流を避けるためにはもう少し緯度をお上げになられた方が良いんじゃ無いかとおもっております。大陸近くで向かい潮にならなければと思っている素人でした。

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