今年も残すところ後2ヶ月。本当に早い1年でした。
そんなんで恒例になっておりますリプル忘年会を来る12月8日(土)に行います。
会員の皆様はお出でになられる日はまちまちでして、あの方はお見えになる?とか、リプルにはお見えになられるのですが、しばらく会っていないな〜〜とかお聞きします。
ご都合が取れましたら是非お出で下さい。あの人達がお見えになられているかもしれません。
お待ちしております。
今月はこの時期のセイリングをしていて困った〜〜というお話をしましょう。
この時期のセイリングは特に大陸の高気圧が張り出してきますと、天は何処までも高く、海はかなり遠くまで海底が見え、暑くもなく寒くもなく、風は5〜6m/sと正に最高のセイリング日よりとなるのです。
でも、そんな中落とし穴が有るのです。それは「無風」です。
高気圧が張り出してきますと先ず北の風から始まり、東に移動する高気圧の中心が我々の真上に来ますと、必ずと言っていいほど無風状態になります。内陸の上昇気流を発生させるほど太陽のエネルギーが無いため無風状態はしばらくの間続きます。
ここ2週間の間にもリプルの会員ではありませんでしたが、2艇が日没後の真っ暗な中の着艇という事がありました。
リプルでもかつて途中上陸という方が何人かおられました。
出艇時周りの状況が余りにも良いため遠出をしてしまうのが人情です。
クルーザーでは動力が有りますので難なく母港に帰艇が出来ますが、ディンギーの場合は風が動力なので無風状態になりますと洋上にぽつんと取り残されてしまいます。
海面は鏡のようになり、セイルはだらしなくぶらんぶらん状態。
この様な状態に陥ったとき皆さんは先ずパドリングをお考えになられると思いますが、スループ艇でしたら漕ぐ人、ティラーを持つ人が居て前進力は少しは発生させることが出来ますが、シングルハンドの場合パドリングはかなり至難の業です。
そんな状態になってしまったときの方法があるんです。
「パンピング」、「ラダーリング」、「ローリング」です。
まずパンピングですが、立った状態でポート、スタボーに足を踏ん張り後ろ手でエクスティンションを持ち、先ずブームをバウ側に押し出しそのブームを思いっきりスターン側に持ってくると言う方法です。3種類の内前進力は弱いですが効果はは有ります。
次にラダーリングですが、ラダーを海面すれすれに上げ、ろを扱くようにゆっくり、大きく、優しく、力強く漕ぐのです。タックを失敗した時皆さんもやっていると思いますが、それを連続で行うのです。ゆっくりでは有りますが前進力が発生します。
そして、一番艇速のつくローリングですが、今はルール上許されるか分かりませんがレースの時なんか良く使いました方法で、一度オーバーヒール気味にさせ、思いっきりハイクアウトをしアンヒールさせタックをする方法で、いわゆるロールタックを連続して行うのです。センターボードがかいになり前進力になるのです。立った状態でポート、スタボーに足を踏ん張り、後ろ手でエクスティンションを持ち交互に力を入れ艇をローリングさせるのです。
スクールで無風になったときにこの方法をしますと、その状態に出くわされた生徒さんは必ずと言っていいほど驚かれます。生徒さんを乗せていましても慣性が付きますと驚きの艇速になります。
更に前述の3種類を同時に行うと驚くほどの艇速を得られます。
温暖化の性か知りませんがまだまだ快適なセイリングが楽しめる日が続きそうですね。そしてこの様な状態になってしまったら、後々面倒くさいけどとにかく母港ではなく陸に上陸した方が良いと思います。
リプル農場ですが久しぶりに春野菜を植え付けました。
私の大好きなブロッコリー15株、スナックブロッコリー5株、きぬさやえんどう15本。順調にいけば年明け後お昼のラーメンに毎日付け合わせとなるでしょう。
リプル農場といえば今年はなす、トマトは連作連作で大失敗でした。来年の植え付けは連作ではない物をと考えております。
|