今年も後わずかの時間になってしまいましたね。
年賀状、門松、小掃除を済ませ久々にキーボードに向かっています。
今年の業界的な事をちょこっと親父なりに聴いたことをお話ししましょう。
皆さんもご存知のようにバブル期のような勢いは勿論無く、かなりの底辺で成り立っているとのことです。 世の中、格差社会が顕著に成ってきましたが、ご多分に洩れずこの業界も二極分化が進み、
億単位の艇の売れ行きはそこそこ好調で、反面100万円くらいの中古艇(30ftクラス)でも一般の方には 手が出ずらい状況とのことです。
持っている奴らと私のようなワーキングプアー族との格差が益々広がっていくんでしょうね。
艇に関してはレース艇の売れ行きは極端に悪く、クルージング艇の進水というか金額ベースでは億単位の艇の売り上げが効を添うしだんちとのことです。レースに関しては、
最盛期の頃と比べ本ちゃんレース自体は衰退し、ファミリーレース的なレースの方がお盛んで、夫婦とか少人数ででの参加者が多いとのことです。
かつてのディンギーからクルーザーへのクルーが激減し、本ちゃんレース艇のオーナーはクルーの確保に大変とのことです。いわゆる若者の参入が少なくなっているのです。いち早く日本の人口と同じで、少子化がやってきているのです。足腰の弱く成った業界は更に突き進んでいくのでしょうか? ヨット文化は大丈夫なんだろうか? と真剣に考えてしまいます。
そんな中、顕著に或る作品を観てしまいました。
ある政党のCMです。はっきり言って制作者に対して海、セイリングを馬鹿にするなと言う怒りがこみあげてきました。
何カ所か現実と矛盾が有りますが幾つか精査してみましょうか。
他人の事を余り悪く言うのは好きではないのですが、あまりにもひどすぎる出来なのでここは主張はしておかなければと思います。
1,海では夏でも冬支度なんですが、なんでネクタイ姿なの?。
2,「追い風に乗り・・・」と言うナレーションがありますが、なんで映像ではネクタイが後ろに たなびいているんですか? お宅の党と同じであの映像では確かに向かい風でしょうが?
3,ナレーションではランニングの帆走ですが、レース艇でも無いのになんでバウスプレーが跳んでくるんですか?
4,偉い人がラットをくるくる回しておりましたが、益々迷走をしてしまうんではないですか?。
5,6,7と色々有りますが、いわゆるヨット文化がここまでも体たらくしてしまったと言う現実ではないでしょうか?
リプルとしてはスクールにお見えになられた方を、本当に少人数ですが確実に海の男としての基本を伝授していこうと改めて思った次第です。
明日は元旦、恒例の初日の出クルージング。
二日、三日は箱根駅伝で母校の応援です。
そして、六日(土)は新年会を行います。例の「マツバガニ」パーティです。 お昼近くから始めますので久々にお会いする海の仲間とどうでしょうか?おまちしております。
では、皆さん良いお年をお迎え下さい。
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