リプルニュース2003年2月号
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今年も明けましたね。周りは物騒な事だらけですが、ここ長浜は静かに、極めて静かに新年を迎えました。

恒例になっております今年の初日の出クルーズは、前日の降雪という予報でしたので、今年は前日の31日午前中に中止を決定致しました。
今年で3年連続で初日の出を拝めなかった事になります。どうしちゃったんでしょう。
元旦午後には小雪模様になり、正に今年の日本の景気のような底冷えのする年明けでした。

晴れていればこの様な形で海上で初日の出を拝んでおります。

写真は1999年元旦。
暗いうちに出航するのですが、この頃になると反射式ストーブの様に太陽がバシバシと体を温めてくれます。

そして、年始めの長浜ですが平日は極めて静かでした。観光客も無く駐車車両も数台で浜に出ている人影はありませんでしたが、日中暖かくなりますと犬の散歩の人とか、歩け歩けの中高年のデイバックを背負った人がちらほらと通過して行くだけの長浜でした。

しかし、日を追うごとにシーカヤックの人、マイボートの釣り人、寒さに負けないディンギーセーラーの人達が集まりだしております。夏の賑わいとはいきませんが、寒さが増している最近ですが徐々に人影が増えてきております。海水は驚くほど綺麗です。どこまで行っても海底が見えていて、こんなに長浜って綺麗だっけと思うくらいです。

そして、この浜の冬の楽しみが始まります。それは、「ワカメ拾い」です。冬型の気圧配置で大西の吹いた翌日はこの辺りの住民の楽しみの行事になっております。最近は特に自然食ブームなのか、明らかに地元のおばちゃんで無い人が増えました。
大波で打ち寄せられたカジメの中にあのワカメが打ち上げられるのです。養殖物でなく正に天然物です。産地偽り無し、無農薬、添加物皆無、ミネラル、植物性繊維豊富、そして美味い。
お味はご自分で確認してください。海が荒れていてもこんな楽しみがあります。
ご家族でいらっしゃったらどうでしょうか?。人工的な楽しみよりも思い出に残りますよ。
保存方法は2001年2月号をご覧下さい。

スーパーで買えば超低価格で買える物ですが、貧乏性の私としては食した時の喜びは家族をはじめ、他の人には理解できない行動だと思っております。現にそんな事する時間が在ったらお金を稼いだら、という方もいらっしゃいますが、私のDNAが、釣りとか、リプル農場とかに行動を起こさせてしまうんです。困ったもんです。

困った事といえば、3月の彼岸の大潮満潮の時の「彼岸ふぐ」が際目付けではないでしょうか。お相手は大きいものですと1升ビン位の大きさです。
実はこのふぐは「赤めふぐ」と言い、とらふぐよりも毒性が強いのです。
図鑑で見ると、各臓器とテトロドキシンの毒性の強弱が、無、弱、強、猛と明記されていて、彼岸ふぐはとらふぐの「強」に比べ「猛」と記載されています。勿論身は無ですが・・・。免許はありませんが、調理方法を教わりもう15年くらい食しています。最も美味いのは一夜干しにしてあぶって頂きます。鶏肉のささ身の繊維質を100分の1にしたくらいの、そしてフォアグラを繊維質にしてぎゅっと固めたようなプリン・プリンとした食感です。どんな風に説明したら良いか(実際とらふぐの一夜干しを食してないので)分かりませんが、1年に一度しか食す事が出来ないためかめちゃくちゃ美味いです。
命のスペアーをお持ちの方は是非挑戦してください。時期、時間、捕獲方法、調理方法、料理方法を伝授致します。ご自分でおやりになった時には当方は一切責任を負いませんのでご了承下さい(セイリングクラブらしくないニュースですね、でも長浜の関連したニュースですのでお許しを)。

そんな訳で今年も宜しくお願い致します。

と言うわけでポケット君の正装、真面目な姿でのご挨拶でした。

今はすっかり海遊びはしておりません。未舗装の散歩で足が泥だらけになった時に足を洗うだけでも嫌がっており、海遊びなんてトンでもない事の様です。
と言うわけで、ダイエット体操は今は自転車ランニングをしております。
すぐ近くに、第二次世界大戦の時の名残である飛行場が開放されていて、市民の憩いの(?)場所があるのですが、そこそこの滑走路がいまだに残っていて、歩くと1周20分くらいですが、そこをポケット君の体力が許す限り何周も駆けるのです。大体3周ぐらいが現在のポケットの体力ですが、私がへとへとに成るくらいまで体力を上げていこうと思っています。(動物愛護協会には内緒ですが)。
今は、彼女よりサバ毛のサバが好きな様で毎夜一緒にポケットハウスで仲良く過ごしています。

お気づきのことと思いますがホームページの写真を何枚か差し替えました。
昨年エレナ2号と館山クルーズの時のものです。停泊していたり自艇のデッキ上からの写真はかなりありますが、帆走している自艇の姿は余りありませんでした
が、村瀬さんが伴走しながら撮ってくれました。なかなかの出来なので自分なりに大変満足しております。それにしてもディンギーの写真が少ないですねー。今年は意識して差し替えましょう。

2月8日(土)より11日(火)までビックサイトにて第42回東京国際ボートショーが行われます。
一昨年まではかろうじてディンギーが展示されていて、私もスクールの予約とか艇の説明に会場におりましたが、昨年よりディンギーの展示が無くなり、私個人としては何とも寂しい感じです。

かつてはディンギー乗りが経験を積んでクルーザー乗りになるという、大きな流れがありました。実際私の処のクルーザー会員は全員ディンギー乗りです。また現在行っておりますスクール生も全員ディンギー乗りです。
又、面白い事にディンギーのスクール生の中で、身内でクルーザーを持っていてセイリングの事を一から習いたいと言う生徒さんがかなりの人数でいらっしゃいました。確かにクルーザーは艇速を気にしなければ、かなりのごまかしでも走っちゃうもんですが、事ディンギーとなるとごまかしの効かないスポーツです。ディンギーでしっかりとセイリング技術を学んだ人と、いきなりクルーザーに行った人とは時間と伴にかなりの差が出るんじゃないかなーと思う一人です。
そんな重要な基礎編をないがしろにして、この業界大丈夫かしら?と思ってしまいます。

そして、ボートショーでディンギーが展示されなくなった様に、昨今ディンギー乗りが極端に少なくなりました。当然セイリング技術を身に付けた若手のクルーの減少はクルーザーの世界でも同じではないかと思います。現にハーバーに行くと、若手のゲストは目立ちますが、艇を操るクルーはやけにおやじ、おじさんが目立ちます。
なんか少子高齢化構造みたいでもあり、シルバースポーツみたいになってきました。
でも、かつてのバブル期のような盛況さはありませんが、低いところで確実に需要があるんです。これが我が国の正味のセイリング人口なんでしょうね。今年も地味にですが、リプルのディンギースクールを行っていきますので宜しく願います。

そこでリプルの宣伝ですが、ディンギースクールを卒業し、会員になりますと中古艇ですが、ただ(ダータ)でディンギーを差し上げています。そして、クルーザーの方は体験セイリングということで相乗りしながら大雑把に覚えていき、もっと勉強したい人はクルーザー会員になり、一からセイリング、というより航海術を学んでいきますと、そこそこのセイラーまでになるまでのカリキュラムが用意されております。そんな訳で興味が沸いてきましたらメールなり電話にてご連絡下さい。
お待ちしております。

釣り情報ですが、今はアマダイ、関西方面では「ぐじ」と呼ばれる魚種が釣り人のターゲットですが、なんとトラギスの猛攻に遭い苦戦の連続です。我がリプルの釣り会員さんのなかで本命を釣り上げた方は今はおりません(この2月早々には形を見るんでしょうね)。
水温が下がりトラギスの活性化が衰えて、アマダイの目の前に餌を近づける事が出来るようになったら釣果も上向いてくることと思います。
諦めずに攻めて下さい。

皆さんはトラギスを捨ててしまいますが、てんぷらにするとなかなかいけるんでがね・・・・。

 

P.S. リプルの会員になったら『ディンギーあげるキャンペーン』を行っています!
お問い合わせはTEL,e-mail:info@ripple-sc.com まで、、


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