リプルニュース2004年10月号
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つい最近までは30度を越える暑さの日が続いておりましたが、ここ最近はすっかり秋めいてしまい私の好きな夏が終わってしまいました。
今年の様子を少しでも記録にと思いましてキーボードをたたいています。既にご存知のことですが、空梅雨、高気温と記録づくめの夏でした、また今年は台風がやけに多かったですね。それもスクールの予約が入っている土曜、日曜に集中しておりました。都会では台風の影響といいますと最接近だけのことと思われますが、海のスポーツは何日も影響を受けてしまうんです。大きさ、速度、経度にもよりますがはるか南方の北緯20数度の所に有ってもうねりが入りだし、ディンギイーの出艇、着邸が難しくなり、また台風が去っても一般的には台風一過の晴天ですが、海は大波が残りまたまたダメだめの日なんです。予定道理ですと何人かの方が新規入会者となられたのですが、来年に再チャレンジという方まで出てきまして、憎っくき台風といったところです。
そして台風といいますと10月9日の台風は恐怖を感じました。17時頃ここ長浜のちょっと北側を通過して行ったのですがまだ明るいこともあり外の様子が良く分り、自然の凄まじさに驚かされました。木々は狂ったように大きく揺れ、前の道路は正に川。自動車のタイヤの半分位の水量の茶色の急流でした。翌日早朝ポケット君のいつもの散歩道を行きますと、優に30cmもある木が根元から3本も倒れていて散歩の道を塞いでおりました。そして途中で折れた枝が散歩道を塞いでおりそれを片づけながらの散歩でした。
また、海の方に行きますと海の家の資材置き場の屋根のトタンが半所分以上が無くなっていて、鉄骨のフレームがむき出しになっており自然の怖さを改めて認識しました。
また、高気温といいますとここ長浜でも例年になく異常でした。何でも海水温度が2度位高く、スクールをしていて暑くなりますと海水を頭にかけながら冷やして行うのですが、まるで温泉の様な高温度でぜんぜん気持ち良くなりませんでした。また、沈お越しの練習の時なんかはまるで温泉につかっているような感じでちょっと気持ちの悪い水温でした。
昨年の冷夏と打って変わり、今年は猛暑の連続でここ長浜の海の家は平日でも賑わっており正に夏ーーーっていう感じでした。でも今年の夏はもう終わってしまいましたね。残念!。それにしてもまたまた台風が2個も来ており正に異常気象の今年ですね(10/19・12:00・N25を越えたので朝は静かな海でしたがここ長浜もうねりが入り入りだしました)。




アテネ・オリンピックでのアスリート達の活躍はご存知のように素晴らしい活躍でしたですね(古いか!)。
そんな中、470級での轟、関組の銅メダルは素晴らしい記録だったのにメディアでの露出は少なく、惨憺たるものでしたね。一方、メディアに報道された種目の体操教室、水泳教室の申し込みが殺到しているとの報道が連日賑わせておりましたが、いかんせん我々のヨットにはそんな朗報は有りませんでした。申し込みが殺到したらどうしようなんて考えておりましたが全くその心配有りませんでした(かつてサマランチ氏がメディアに乗らないスポーツは衰退していくと予言なさいましたが、その通りになりまして敬服しております。。)。
素晴らしいメダル獲得という状況は、ヨット業界繁栄の起爆剤になると思いましたが今回は不発に終わったようですね。
しかし、第二の起爆剤が天が用意してくれました。
11月17日水(水)から11月21日(日)まで5夜連続で石原プロモーション制作のテレ朝系で放映される「弟」でディンギーのシーンが恐らく出てくると思います。
ここ長浜で、海の家が立ち並ぶ前の初夏のことですがその撮影は行われておりました。登場するヨットは高級家具が海に浮かんでいるようなクリンカー張りのA級ディンギーです。A級ディンギーというと私よりももうちょっとお歳を召された方にとっては大変懐かしい艇種ではないでしょうか?。FRPの艇が主流になる前は木製のA級ディンギーとスナイプ級が学生さん達のヨットでしたが、470級に変わりAディンギーは衰退していったのです。でも、シニア層にとっては懐かしむ方が多くいらっしゃいまして、江ノ島でA級ディンギーのレースが毎年夏に行われているとのことです。
違っていましたらすいませんですが、2艇での撮影だったと思います。それから察するとヨット発祥の地、端山沖でのことを想定してのことと思います。小樽からこちらに来たときに船乗りであったお父さんに中古のA級ディンギーを買ってもらい、それを修理して兄、慎太郎さんと弟、祐次郎さんがそのヨットでセイリングを楽しんでいるシーンが撮れていると思います。
祐次郎さんの脇役での処女作「太陽の季節」、そしてターキーに認められての2作目で主演を務めた「狂った果実」いずれもヨットが登場していて、憧れてヨットを始めた方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか?。これから放映されるヨットのシーンを観て起爆剤になれば最高なんですが・・・。
そして、祐次郎さんが乗っていた「コンテッサ号」なんかも出てくればまたまた最高なんですが(今はなくなりましたが祐次郎カップが懐かしいですね)。
恐らく若いころの出来事なので、初めの方での放映となると思いますのでお見のがしなく。




ディンギーですが、ここ長浜は正にセイリングに適した状況になっております。暑くなくまた寒くもなくそして水温は温かく、日中でしたらまだまだウエットスーツ無しでのセイリングが可能です。
大陸の乾燥した高気圧が来たときには正にセイリングをしていて良かった〜〜〜と実感いたします。都会での疲れを癒すために本格的な寒さの時期になる前に乗り納めにいらして下さい。お待ちしております。
海水は日を追うごとに透明度が増し、かなり沖に行っても砂の部分と岩の部分が分かりこんなになっているんだーーと感心してしまいます。

釣りの状況ですが、土日、土日と海の状況が悪くここ何週間は皆さん海に出れない状態が続いておりますが、そんな中ちょっと無理をして出された会員さんはお土産には事欠かない釣果です。青物が主流ですがこの季節のカワハギ、水温が高いせいかキロはいきませんがそこそこのマダイが船中数匹と、出れればお土産沢山という釣果です。台風シーズンが過ぎましたら思いっきり楽しんで下さい。

ポケット君ですが海コースの散歩の時に、大分秋めいてきた性か率先して海には入らなくなりました。夏の海コースの散歩の時は毎回自分から海水に浸り、まるで人間が湯泉に浸かっているように気持ち良さそうにしていたのですが、ポケット君も季節の変化を感じとっている様です。でも食欲の旺盛さは変わっておらず、食事のすぐ後でもコンビニ袋には敏感であります。



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